法で定められた点検整備です。
使用者または運行する者が自己の管理責任において、1日1回、
      運行の前に実施する点検です。
点検内容は、お客様ご自身で可能な項目となっていますが、
      ご自身での点検が不安な方は、当店にご相談下さい。
点検順序に従って実施していただくと効率よく点検できます。
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リザーバータンク内のブレーキ液の量が上限(MAX)と下限(MIN)の間に
      あるか点検します。
      ブレーキ液が不足している時は速やかに当店で点検を受けて下さい。
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バッテリー液量が上限(UPPER LEVEL)と
      下限(LOWER LEVEL)の間にあるか点検します。
      側面より確認できない車両は、バッテリキャップ(6個)の全てを外し、
      液面の状態を点検します。
      液量が上限と下限の線間の半分以下の時は上限レベルまでバッテリー液を
      補給して下さい。
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点検は平らな場所でエンジンをかける前かエンジンを止めて
      10分以上たってから行います。
      オイルレベルゲージを抜き取り、付着しているオイルを拭いて、
      再度いっぱいに差し込みもう一度抜いてゲージに付着した
      エンジンオイルの量が目盛りの上限(HまたはF)と下限(L)の間にあるか点検します。
      不足しているときは指定のエンジンオイルを補給して下さい。
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冷却水が冷えている時に、リザーバータンク内の冷却水の液面がタンク
      側面ゲージの上限(MAXまたはFULL)と下限(MINまたはLOW)の間に
      あるか点検します。
      不足しているときは、ロングライフクーラントを水で薄め、補給して下さい。
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ウォッシャータンク内にウォッシャー液が十分にあるか
      目視またはキャップに付いてるチューブ(ゲージ)で点検します。
      不足しているときは、指定のウオッシャー液を補給して下さい。
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エンジンを止めて点検します。
      ベルトの中心部を手で押し、ベルトが少したわむ程度であるかを点検します。
      たわみが大きいときや、損傷があるときは当店にご相談下さい。
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〔空気圧〕
      タイヤが冷えている時に、日常はタイヤの接地部のたわみ状態を見て、
      空気圧が適当であるか点検します。
      偏平タイヤの空気圧はたわみ状態ではわかりにくいので
      タイヤエアゲージで点検します。
      タイヤの空気圧は徐々に(自然に)低下しますので目安として月に1度は
      タイヤエアゲージを用いてタイヤ空気圧が適当であるか点検します。
      スペアタイヤも時々点検します。年に1度はタイヤエアゲージを用いて
      タイヤの空気圧が適当であるか点検します。
〔タイヤの溝の深さ、異常な摩耗〕
      タイヤの溝の深さが十分であるか、摩耗限度表示(ウェアインジケーター)が現れていないか点検します。
      また、接地面が極端にすり減っている箇所がないか点検します。
      摩耗限度表示が現れていたらタイヤを交換して下さい。
      局部摩耗など異常な摩耗がある場合、当店にご相談下さい。
〔タイヤの亀裂、損傷〕
      タイヤの接地面や側面に著しい亀裂や損傷および針などの異物が刺さっていないか点検します。
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キースイッチをON位置にして、前照灯、尾灯、制動灯、番号灯、車幅灯、
      後退灯、方向指示器などが正常に点灯または点滅するか点検します。
      ランプ類や反射器などのレンズに汚れや損傷がないかも調べます。
      点検は、壁やミラーを利用するか、他の人に見てもらって確認します。
      あわせてメータ内の表示灯もいっしょに点灯または点滅するか確認して下さい。
      点灯点滅しないランプがあるときは、当店にご相談下さい。
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パーキングブレーキレバーまたはペダルをいっぱいに戻した状態から
      いっぱい引いた(踏んだ)とき、引きしろ(踏みしろ)が多すぎたり、
      少な過ぎたりしないかを点検します。
      引きしろ(踏みしろ)が多すぎたり、少なすぎるときは、当店にご相談下さい。

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エンジンを始動させ点検します。
      始動の際、異音などがなく、簡単にエンジンがかかれば良好です。
      異音がするときやかかりの悪いときは、当店にご相談下さい。

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エンジンをかけ2〜3回ブレーキペダルを踏み込んだ後、
      ブレーキペダルをいっぱいに踏んで床板とのすき間(踏み残りしろ)が
      適当であるか、またペダルを踏んだときの踏みごたえが
      適当であるかを点検します。
      踏み残りしろについては取扱説明書の「サービスデータ」をご覧下さい。
      床板とのすき間が少なくなっているときや、踏みごたえがやわらかく感じたときは、
      速やかに当店で点検を受けて下さい。

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キースイッチをON位置にして、ウィンドウォッシャーを作動させ、液の
      噴射状態、噴射位置が適当か目視で点検します。
      噴射状態や噴射位置が悪いときは、安全ピンなどでノズルの穴を清掃、
      または位置を調整して下さい。

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キースイッチをON位置にして、ワイパーを作動させて、拭き取り状態が
      適切か目視で点検します。
      拭き取り状態が悪いときは、ワイパーブレード(ゴム)の交換を行って下さい。
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乾燥した路面で低速走行して、ブレーキをかけ、ブレーキの効きが
      十分か片効きしないかを点検します。
      効きが悪いときや、片効きするときは当店にご相談下さい。
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エンジンを暖気させた状態で回転にむらが生じたりしないか、
      またアクセルペダルを踏んでも加速が困難だったりしないかを点検します。
      異常があるときは、当店にご相談下さい。
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前回の運転で異常が認められた箇所を点検します。
      症状が変わらない場合や不明なときは、当店にご相談下さい。